題名:ドル覇権の崩壊
著者:副島 隆彦
出版社:徳間書店
読みやすさ:★★★

印象度 :★★★

総合 :★★★

よくぷりんのブログには登場する、副島さんの本です。
結論は、タイトルにある通りです。
ドルがダメになって米国発金融恐慌が静かに進行しています。
金が急騰しています。
米国では、元本がほとんど減らない信じられない住宅ローンが
公然と行われています。
一ドルは80円になる、ユーロは1.7ドルになる、
日本株は上がりも下がりもしない、
原油は105ドル、
人民元は1ドル4元へ。
アメリカはイスラエルを見放す。
と言う内容です。
ドルの崩壊、金融大恐慌は副島隆彦が数年来言い続けていることであり、いよいよそのときが来ました!
ここまではOKなのですが・・・・
なぜ中国の元を買え、との結論になるのかが皆目不明です。
中国も、アメリカ同様、急速に進む高齢化、経済成長を打ち消しても
あまりある環境破壊、貧富の格差の急速な拡大(経済成長しているはず
なのに、ロシアとは対照的に給与は上がらない、
等々、数限りない問題を抱えた国であるのに・・・・・
しかし、過去の著作での的中率は高い!
”近い将来必ず東アジアで戦争が起こり、日本と中国もしくは朝鮮半島との間で直接武力紛争が起こる。米国経済は2008年には危機に陥り、これは確実に円高(79円まで)、株安、金利上昇という形で日本に波及する。”というものでしたけど、政治面とタイミングは別として、経済の現象面はほぼ、金利上昇を除くとぴったり
当ててしまいました。
どうしますか!?みなさん、金もしくは中国元
どちらか投資してますか?
著者プロフィール
http://soejima.to/profile.htm
金なら積み立ても可能です。
http://gp.tanaka.jp/index.html
と言うことで次回は
次回案内予定新刊:
チャイナマネーの時代
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