題名:朝30分の掃除から儲かる会社に変わる
著者:小山 昇
出版社:ダイヤモンド社
読みやすさ:★★★★★

印象度 :★★★★

総合 :★★★★

株式会社 武蔵野の社長の著書です。
同社はダスキンの加盟店業務であり。
構造的には大きく儲かるビジネスモデルではないそうです。
また、幹部社員の半分はアルバイト上がり、3分の1は元暴走族。
手のつけられない落ちこぼれ集団に毎朝 30分の掃除を
全従業員、一人の例外もなく、勤務時間内に整理整頓を
させた結果。2000年度に「日本経営品質賞」を
日本IBMとともに受賞するまでに至っています。

ポイントは、「狭い範囲」を徹底して整理・整頓を
愚直なまでにやり続けたことだと感じました。
このような基本的な事を徹底する中で、社員から反対もあったが、
やり続けたことが、成果に結びつけたと感じました。

なぜ「狭い範囲」かと言うと、「小さなこと」をひとつひとつ
できるようになった事で、社員が自信を持つようになった事。
普段の業務や人間関係においても、小さなな気づきが多く
なったことを成果として書かれています。
なかなか、できないですよねぇ〜。優秀な社員が退職になる
ことの損失を考えると、つい、途中でなぁなぁになってしまう
ことが多い、ぷりんには耳の痛い話でした。

また小山さんは、他社の施策を真似することを促進しており
いますぐ利用できそうな、アイディアが満載です。
小山さんが案内する武蔵野の現地見学を実施しており、
そのアイディアを隠す事なくオープンにすることで、
進化を続けていると感じました。
売れているだけあって、良い内容でした。

次回案内予定新刊:ゼロからの不動産投資
ラベル:ビジネス